代表者挨拶

OWNER鬼頭 宏明

DOGLIFE+Sの鬼頭です。少しだけ私のお話にお付き合いください。

高校生の時からトリミングでわんちゃんを癒したいことが夢でした。
そして就職してからご家族の方とわんちゃんについて話したりしてより助けになりたいと思い
2011年念願のトリミングサロンをオープンし、DOGLIFE+Sという名前を付けました。

ご家族の方々に寄り添い、DOGLIFE(わんこたちとの生活、わんこたちの人生)をサポートし笑顔になっていただけるようにをテーマにお店に来てくれるわんこたちと向き合う日々。
だけど、原因不明の皮膚の掻痒感(皮膚を痒がる様子)を訴えるわんちゃんがいたり、話せないからこそ分からないということを言い訳にして、ただシャンプーが合わなかったのかもしれないとお客様にお伝えしていました。

『いったい原因は何なんだ・・』
低刺激といわれるシャンプーを使っている。シャンプーの仕方も今まで自分が教わってきたもの。
自問自答を繰り返す日々・・
私は今まで本当にわんちゃんの為に勉強をしてきたのか?勉強したつもりでいたのではないか?
だって、痒みが出た原因もわからない。改善することもできていない・・
寄り添うといいながら、一番わんちゃんに接する商品、シャンプー剤の選択はキャッチコピーからくるイメージとメーカーさんや問屋さんの言うことを鵜吞みにしていました。
わんこたちとの接し方も当時は綺麗にするためなんだからがまんしてもらおうと考え注文いただいたことのしわ寄せをわんこたちに押し付けていたこともありました。

【大きな方向転換】

何年もかけて作り上げてきたトリマーとしての自分を一度リセットしゼロからの学び直し。 今までのような中途半端ではいけない。お客様の大事な命を預かる仕事だから。

それから数々のシャンプーセミナーに参加し皮膚の構造や被毛の特性を学び少しずつ学びを深めていきました。そして何百種類というシャンプーの成分を一つ一つ調べるようになるとある日、見えるようになったのです。
なんでこの成分が犬用シャンプーには使われているのだろう・・・。 人用のシャンプーでは避けられている刺激性の強い成分でした。

今度は法律の勉強もしました。するとさらに衝撃的な事実が。
人用のシャンプーは化粧品登録という厳しい規制の中で作成されているのに対し犬用シャンプーは法律上雑貨扱い。多少の規制はあるものの抜け穴だらけ、言わば“ザル法”でした。
法律上の規制がゆるいため、刺激性の強い成分を使用しながら毎日使える低刺激のシャンプーとして販売されているという現実。また、全成分表示義務もない現状。そして一番の問題はプロのトリマーがその事に何の疑問も持たずに良いシャンプーだと信じて使用していたという事でした。

また、皮膚の構造を勉強するうちにシャンプーの仕方にも問題があると実感しました。
犬の皮膚の厚さは人の3分の1しかありません。一生懸命汚れを落とすことだけを考えていた以前のやり方では繊細なワンちゃんの皮膚を傷つけてしまう可能性がありました。
私はどんどん学びに対し、貪欲になりました。

ご飯は?おやつは?サプリメントは?ワンコに優しいトリミングとは?
全てをゼロから学びなおす事でこれまで取り扱ってきたほとんどの商品は店内から姿を消す事になりました。
シャンプーのやり方も、使用する道具やタオルまでお店に来てくれるワンコにとって本当に優しく本当に必要なものだけを厳選して取り扱うようになりました。
現在は同じ志を持ったスタッフと共に様々なジャンルの勉強をしています。

なぜそこまで学びが必要なのか?
それは数あるサロンの中からDOGLIFE+Sを選んでくださったお客様のご期待に応えるため。
そしてすべてのわんことご家族の皆様を笑顔に導くため。

これからも私たちは学び続けます。そして成長し続けていきます。